2005/03/02

過去の投稿:昭和記念公園HLG大会

ハンドランチは面白いです。多摩川で飛ばしていても、周りに沢山のベテランの方がいらっしゃいますので、常に勉強になります。ですが、大会に行けば、もっと沢山の人のフライトが見れて、また大会だからこその、普段多摩川では見られないさらに上級のフライトも見れるだろうと、2月26日、勉強のつもりで昭和記念公園HLG大会に参加しました。参加者は30名以上。そのなかには、雑誌やネット上で名を連ねる大ベテランの面々も。これは楽しみです。26日は、強い冬型の気圧配置となり、予報では立川付近は北の風6-7m。到着した9時頃から既に、北風が吹き始めていました。9時半に開門し、簡単に会場の準備をして、受付とルールの説明をしたら、すぐに練習フライトの開始です。練習といっても、1グループ6人程度に分けて、競技形式で約10分で6投行う短時間のもの。自分にできたことと言えば、トリムをとり直す程度で、緊張していたし、とても機体の調整なんてできません。無理して平日にフライトして調整をしていて正解でした。既に風が強く吹きはじめ、投げるのも大変。ハンドキャッチなんて到底無理で、自分の足下に戻すことさえできません。他の人たちも大方同様でしたが、でも一部のベテランと思われる人たちだけは、しっかりとハンドキャッチしていました。特にループとロールをやってそうそうに切り上げていた流郷さんは印象に残りました(かっこいい!!)6グループ約1時間の練習フライトの後、早速ラウンド1の開始です。実際の競技の方は、あまりの強風のために、ハンドキャッチと着地点のボーナス/ペナルティはキャンセルされました。純粋に飛行時間のみを争うフライトです。自分は2グループ目でしたが、1グループ目のフライトを見る余裕もなく、あっという間に自分の番になってしまいました。フィールドに入るときには無茶苦茶緊張しました。一緒に飛ばす他の人たちが誰なのかどんな人たちなのかなど気にしている余裕はありません。でも自分のジャッジを流郷さんがして下さったおかげで精神的にだいぶ楽になりました。カウントも多摩川のいつも通りにやっていただいて、とても安心です。あとは、とにかく思いっきり投げて、できるだけ浮いているだけです。それも、風が強いので、運良くリフトに入っても旋回する余裕がありません。ひたすら風上を向いて、じっとしているだけ。リフトから抜けたと思ったら、速度を出して、前や左右に振って次のリフトがないか探し、また運良く入ったらそこでじっとします。ただこれの繰り返しでした。もし前に出過ぎてエリアから出そうになったら、境界に沿って90度曲がって、ついにはもう90度曲がって風下を向いて飛ぶ始末。飛ばしていると言うより、飛ばされているだけです。ただ後から気が付いたのですがこれが良かったかもしれません。というのは、風下に向かって多少地面が低くなっており、流されて行くに従って、地面も下がって行くので、結果的に飛行時間が伸びた可能性があります。ラウンド1の何回かは、風下の境界に近いところに着陸していましたから。なんだかんだで、あっという間に6フライトが終わりました。流郷さんがジャッジをして下さって多少落ち着いたとはいえ、RCでは初めての競技フライト。実際、なにがなんだか分からないまま終わってしまいました。でも、なんだか気のせいですが、一緒に飛ばした他の人よりも長く飛んでいたときが多かったような気がしました。その後は比較的ゆっくりとした気持ちで、ラウンド1の残りのグループのフライトを見学することができました。とても高いランチをされる方、強い風の中くるくると回ってしっかりと上がって行かれる方、強風にも関わらず、すばらしいフライトです。すごいなーと思って眺めているだけでした。全てのグループが終了すると、強風のため、予選ラウンドは1回で終了し、次は決戦にするという話です。自分の順番を聞いてみると、なんと決戦に残れる12位以内に入っているではないですか!驚きです。フライト直後に気のせいと思っていたことは、気のせいではありませんでした。その後お昼休みになり、30分くらいのフリーフライトの時間もありました。ところが、この時間に急に風が止んで、条件的にも良くなってきて、急遽ラウンド2をやることになりました。ああ、やっぱり決戦参加は夢だったか、と思いながら、でもとにかくあと6フライト飛ばせるのだから、やれるだけのことはやろうと開き直ります。ラウンド2のジャッジは新井さんがやって下さいました。またまた安心です。ラウンド1はなにがなんだか分からないうちに終わってしまいましたが、ラウンド2では、もう少し落ち着いていたと思います。上空では運に任せるとして、あと多少でも運を多く掴むためには、できるだけ高く上げた方がよいと、とにかく力一杯ランチする事にしました。フォームなんてめちゃくちゃになっていたと思いますが、それでも少しでも力を入れられるように、力を入れる瞬間に「ヤッ!」と声を出して。その効果があったかは分かりませんが、ラウンド2も、少し長く飛べていたと思います。相変わらず風上に向かってじっとしているだけですが。やったことと言えば、リフトに入ったらサーマルモードにしてできるだけ速度を抜く、出たらノーマルモードか場合によってはランチモードにして速度を出す。リフトが見つからなかったら前に出ながら左右に移動する。翼が振られたらすぐに上げられた翼の方に横に機体を移動させる。基本的にはこれだけです。ラウンド1より落ち着いてはいましたが、それでも無我夢中でした。そして、左足ふくらはぎに違和感を覚えたのは、4投目か、5投目だったと思います。とりあえずラウンド2の自分のフライトが終わって、また他のみなさんのフライトの見学ができました。印象的だったのは、90点を3フライトした莅戸さんのフライト。ぐるぐる回ってよく上がっていました。それと、低いところでもくるくる回って高度を維持する流郷さんのフライトでした。このぐるぐると、くるくる回っているのが目に焼き付いてしまったのです。ラウンド2の全てのフライトが終わって、得点集計の時間に、突然それはやってきました。トイレに行こうと走り出したとき、突然左足に激痛が走りました。つってしまいました。たちまち座り込んで、伸ばすと、痛みがどんどん増して行きます。少し揉んで、それでも立ち上がって、数歩歩くと、左足をかばったせいか、今度は右足に来ました。左足よりもきつい痛みです。触って、びっくりするくらいかちかちです。また座り込んで、右足をマッサージです。しばらくうずくまって、ようやくなんとか歩ける程度になって、それからしばらくは、止まるとすぐに筋肉が硬直してしまいそうになるので、ゆっくりと歩き続けているしかありませんでした。とてもこれ以上投げられる状態ではないです。でも、ラウンド2は長く飛ばしている人も結構いたようだし、自分は決勝は無いだろうからいいやと思っていたら、なんと、幸か不幸か決勝に呼ばれてしまいました。がーん。うれしいやら、なんとやら。いやうれしいのですが、でもこのどうしよう。とにかく冷えないように、歩き回って止まらないでいて、そしたらだんだん楽になってきました。軽く走ってみて、痛みはありますが、なんとかなるかも。バンドの確認をすると、上代さんと私が51番でだぶっていました。「上代さん、じゃーんけーん」と呼びかけると、私を向いて手を合わせて拝んでいらっしゃる!もちろん!オフコース!私がクリスタル交換しますよー。交換そのものは大した手間ではないのですが、実は、しゃがんで地面に付いたふくらはぎが気になる。またかちかちになったらどうしよう…。関野さんや荒井さんが「急がなくていいから」と声をかけて下さいます。やさしい…。クリスタル交換は落ち着いてゆっくりやりたいけど、ゆっくりしているとまた足が冷えてツリソウ…。どうにか終わって、フィールドに行くと、みなさん既に位置について準備されている。見ると、既に6人並んで自分が横一列に入る場所が無いので、少し後に位置しました。これはラッキーでした。後から投げられれば、他の機体が見やすい。決勝は3フライト。足がもつか気になりますが、中途半端には終わりたくない。2ラウンドよりも大きな声を出して、気合いを入れてランチします。1フライト目は、失敗でした。後にいて他の機体が見えるはずなのに、実際には目に入らず、後から荒井さんが、右前で上がっていると言ってくれたのに、なにを思ったか、ガストをリフトと勘違いして左に回ってしまいました。2ラウンドでくるくるやぐるぐるが目に焼き付いていたのが、フライト前から「リフトがあったら回れ回れ」とささやいていたのです。これが大失敗でした。機体はすぐに急降下。その後もまともなリフトには巡り会えず、30数秒で降りてしまいました。ですが、ここで気持ちを入れ替えれました。「もう2度と回らない。」そこで、2フライト目は回らず50秒台。3フライト目も決して回らず、そしてこのときは運良く、良いリフトに巡り会い、90秒以上に飛べそうでした。荒井さんが確認して下さっていなければそのまま飛んでしまい、オーバーペナルティーになるところでした。あわてて降ろして、ぴったりでは無かったですが89秒。やった。このフライトができただけでも今日は大満足じゃないですか。できるだけのことはやったから、後は結果がどうであれ、なにも言うことはありません。いよいよ表彰式。1フライト目の30秒台があったから、これは当然入賞はないなと思っていました。コールがかかります。「3位上代さん。」おおやはり、すばらしい!「2位渡辺さん。」ええーっ!?、うそ!、本当!?信じられません!なんと2位になってしまいました。何というラッキー。今日は本当にラッキーだったと思います。ハンドキャッチ&着地点のボーナスが無かったこと。機体を壊してしまったベテランが多かったこと。そして強風だったせいで回らず(回れず)風上を向いていているだけで何となく浮いていたのが、結果的にはたまたま運良くリフトに巡り会ってタイムが伸びたこと。そして、このときはまだ、使用したブラスターという機体がものすごく性能の良い機体で、そのおかげでこの結果に結びついたのではないかと思っていました。話はまだ続きます。翌日、そのことが確かめたくて、多摩川へ行きました。丁度、大会に参加されていた方々が大体いらしていて、そこで、ブラスターを飛ばしていただきました。飛ばしていただいてFW3等と比べてどうかということが聞いてみたかったのです。本当はそれが目的だったのですが、実際に飛ばしていただいて、別の現実をつきつけられました。みなさんが、飛ばしていただいた全ての方々が、初めて飛ばす機体なのに、プロポも違うし、自分のセッティングでもないのに、私よりもはるかに上手に飛ばしているのです。これは、考えてみれば当たり前のことですが、でもそのことは考えてはいなかったが為に、かなりショックでした。「ああ、そうか…」と、昨日の夢から、今の現実の状態に引き戻されてしまいました。実際に飛ばしていただいた感想は、「飛ばしやすい」、「まあまあ良く伸びる」、「サーガみたい」、そして、「パイロン機にしたい」???(by流郷さん) でもFW3等に比べて明確に性能が違うというわけでもなさそうでした。つまり大会の成績は、機体のおかげでもない、私の腕でももちろんない、残るは、「ラッキー」だっただけですね。今度は、実力で上位に入れるように、これからさらに精進して行きたいと思ったのでした。それにしても、こんなにHLGにはまるとは…。