全日本F3K大会:第1戦
まずはクラブの皆様に御礼申し上げます。
普段もそうですが特に大会直前にハンドランチの練習に広く多く飛行場を使用さ
せて頂きまして、ありがとうございます。
日曜日に体力的にも精神的にもエネルギーを使い果たして、月曜はその疲れが取
れぬまま、夕方までデスクに茫然としがみついているのがやっとという状態であ
りました。夜になってから、なんとかこの文章を書き始めたのですが、うまく短
くまとめた文章を書く能力がないためだらだらと書き続けてしまい、文章が長い
故に深夜に及び、さらに疲れてしまいました。
メールの横のスライダーを見れば、どのくらいの量の文章かお分かりいただける
かと思いますが、もし興味とお時間がございましたら、最後までお読みいただけ
れば幸いでございます。
さて、大会1週間前の週間予報では、日曜日は曇り・降水確率40%で、これだ
とサーマルが弱く渋い戦いになりそうで、そういう条件には弱い、重いブラスター
で参加の私としてはこれはちょっと弱ったと思っていました。ですが、競技日が
近づくにつれ予報が良くなり、そして実際にはなかなかの良いサーマル日和となっ
たと思います。
上里の飛行場は広く全面一様な草地で、場内に(またおそらくその周りにも)明
確なサーマルトリガーがなく、そのためか、ほぼ周期的なプラスと沈下の繰り返
しが、午前中だいたい一定して吹いていた2~3mの東風に流されて移動してい
くという状態だったと思います。
このため午前中の3タスクについては、与えられた作業時間がその周期どのタイ
ミングかによって、たとえば作業時間前半は良かったのに後半になって悪かっ
たりとか、またフィールドの風上と風下で条件が違ったりとか、そういうことで、
時にハッピーだったり、時に「うわ~沈下だ~」となったりしていたと思います。
お昼頃一時的にシーラスがかかって、その間は気温が上がらず多少サーマルが弱
まったようでした。その後シーラスが過ぎて日射が戻り気温が上がったものの、
今度は午後からは東風が少しずつ強まり、特に低いところでサーマルがまとまり
にくくなり、やや飛ばし辛くなりました。第4タスクの時点では、あるグループ
の時には非常に風が強く、また別のグループの時には比較的穏やかだったりと、
ばらつきのある状態になり、それ以降そのような状態の繰り返しが、最後まで続
いていたと思います。
あえて言えば南側の森が地形的にある程度影響を及ぼしていたときもあったのか
もしれませんが、風向的に明確にそうだと分かるものは私にはありませんでした。
成績で上位のメンバーをみて私が思ったことは、まずランチの高い方が多いと言
うことです。フライオフで優勝した小松さんもそうですが、2位の小川さんは特
にランチが高かったのが印象的でした。高い獲得高度により、サーマルを探す範
囲が広がり、また午後には、風が吹いてサーマルがまとまりにくくなっている低
い高度を通り超えて、比較的しっかりしたサーマルのある高度にまで達してそれ
により単純にランチ高度の比率以上に滞空時間を稼くことができていたようです。
やはり高いことは大きなメリットです。
それから上位の方は、もちろんサーマリングも上手なのだと思うのですが、日曜
の競技方式では同じタイミングのランチにならないことが多いのと、フィールド
が広く、みんながばらけて飛ばしていることもあり、同じサーマルで同じくらい
の高さで飛んでいるということが少なく、そのため私にはサーマリング・テクニッ
クの比較がしづらかったです。時々、一定バンク旋回ではなく、ひらひらと舞い
ながら回っている機体も見ましたが、自分のグループ以外の時に横から見ていて
も、それがサーマルの中のプラスの強弱に応じて積極的に乗せていこうとしてやっ
ているのか、ただ煽られているのを本人的に一生懸命直しているのか、私には分
かりませんでした(うまく強弱に乗せているのであれば舞うたびに顕著に上がっ
ていくのだろうと考えるとあまりそうでもなかったので、私がみたのはたまたま
みんな煽られている人だったのかもしれません)。
自分の場合には、サーマル旋回での1旋転の中で、バンクやピッチを変える飛び
方をすると、それが自分でやっているのか、煽られているのかが、まだ分からな
くなってしまうので、今はまだ努めて一定バンク一定ピッチになるように飛ばし
いましたが、「F3B大好き」でのコメントを拝見すると、同じバンクでくるく
る回ってロスが多いという表現がありましたので、より早く上がるためには、そ
のように強弱に合わせて積極的に登っていく操作が必要なのかもしれません。た
だ、F3Kのルールでは距離タスクはありませんので、風が強くて流されてしま
うとき以外は、あまり無理して早く上がることよりも、そのサーマルから外れな
いで、とにかく長くプラスの中に漂っていることが重要なのかなとも思います。
なるべく「長い時間サーマルに居る」が、基本的に長い滞空時間に繋がると思う
のですが、と言うことにおいては、上記のようなサーマル条件の変化を見極めて、
広いフィールドの中で良いところを探して移動しながらランチしたりフライトす
ることが、より長い滞空時間には必要かと思いました。多摩川の場合は広さ的に、
どんどん移動して飛ばすような状況はあまりありませんが、上里のように広いと、
積極的に良い場所を探して移動するということが、それが上手くできれば良い結
果に結びつくと思えました。ただし移動する先々が悪い状況になっている可能性も
ありえて、ただ闇雲に移動するのではかえって一か八かのリスキーな行動となっ
てしまいます。風速風向の変化や気温の変化、他機の状態、その他可能な限りの
情報から実際のサーマル条件の変化を正しく見極めることができれば、広いエリ
アを上手く使って、より長い滞空時間を得られることが可能だと思います。昨日
私が見た限りでは、サーマリングしながら風に流されてしまってそれを追いかけ
る形で移動することは多く見られても、積極的に条件を求めて移動している方は
あまり見られなかったように思えます。だいたい同じ所に立ちその場所から飛ば
せる範囲でサーマルをサーチして飛ばしているという感じでした。
そういう私は実は2タスク目から積極的に移動することにトライしたのですが、
実際には条件を正しく見極められているわけでなく、つまりは一か八かのリスキー
な行動となり、結果的にその通り、良かった場合、悪かった場合、そして良かっ
たのか悪かったのか分からなかった場合の、3通りとなりました(ある意味、全
てにおいて、良かったのか悪かったのか分からなかったとも言えますが)。
それから、このF3Kで定義されているいくつかのタスクには、接地もしくはキャッ
チしてから次のランチまでの、つまり機体が地上にある時間をなるべく短くする
必要があるタスクがあります。この場合、理想的には翼端キャッチしてそのまま
ランチする(ただし安定して翼端キャッチからフルランチができる場合)か、で
きるだけ足下近くに降ろしてすぐに拾い上げランチするというようにする必要が
あります。もしくは、足下に降ろせないと思ったときには、機体を着陸させる場
所まで歩くなり走るなりして自分が移動して、とにかく結果的に足下に機体が降
りるようにする必要があります。
昨日見ていると、自分から離れた場所に降りてしまいそうなのに自分は動かず見
守ってしまい、接地してからあわてて走って取りに行くというケースを見かけま
したが、これはロスです。またペグのある側の翼端以外の機体部分をハンドキャッ
チするケースですが、機体を持ち変えてそしてプロポをランチモードに切り換え
る等のステップを考えると、足下に降ろしてしまいプロポを切り換えて翼端を拾っ
て投げる方が時間的に有利に感じました。
また、これもF3Kのタスクに特有ですが、タスクによっては、どのタイミング
で降ろすか、またどのタイミングで投げるか、を図る必要のある場合があります。
この点に関しては、個人的には、ランチしてソアリングする、という私の思うハ
ンドランチの本質的部分とは少し違う、F3Kのルール的に要求される、かけひ
き的にテクニカルな部分であり、もっと真っ直ぐに「ランチ&ソアリング」勝負
となる「3、2、1」の同時投げの方が勝負的に面白いと思いました。F3Kタ
スクだと、同時のランチ・タイミングがありませんから、作業時間開始直後以外
は、だいたいみんなバラバラのフライトとなって、それは、どちらかというと一
人で黙々と飛ばている感じです。そのタスクの結果は集計が終わるまではあまり
よく分かりませんし、だから競い合っている感じが少ないです。また飛ばしなが
ら他にサーマルが無いかと見渡して見えた、旋回している他の機体が、その場所
で上がろうとして回っているのか、降ろそうとして高度処理で旋回しているのか、
どちらなのかが一瞬では分からないため、参照することも難しいのです。本当は
見極められるようにならないといけないのでしょうが。
以下、各タスク毎に自分のフライトを振り返ってみます。
今回のタスクは、予選が4つ、そしてフライオフ(8名)でもう一つ別のタスク
でした。作業時間は全て10分間です。どのタスクでも、作業時間中に降ろせな
かった場合そのフライトはキャンセルされ、一つ前のフライトまでが、競技フラ
イトとしてカウントされます。
第1タスク:タスクG(5秒増時間)
このタスクは、作業時間中に、10秒以上、15秒以上、20秒以上、という
ように5秒ずつ増えるフライトを順番に行っていくというタスクです。要求され
た時間以上に飛ばせばそのフライトはカウントされるのですが、作業時間は決め
られていますので、必要以上に長く飛ぶと、無駄に時間を消費してしまいます。
一方、要求された時間以上に飛べないとそのフライトがカウントされず、また同
じ秒数のフライトを行わなければならないので、50秒あたりのフライトになっ
てくると、フルランチしてその空域に沈下帯がないか、できればプラスがあると
いった状態でないと、要求時間きっちり飛ばすのが難しくなってきます。また着
地(またはキャッチ)してからランチまでの時間もそのままロス時間ですので、
ここも最小限にする必要があります。
自分の場合朝一番のタスクで比較的静穏だった為もあって、30秒のフライトあ
たりまで、翼端キャッチ&ランチが全て上手く行きました。この方法だと、取っ
てから投げるまでが2,3秒で済むので、かなりロスタイムを少なくできます。
今の私には翼端キャッチでのランチはフルランチにできないのですが、40秒く
らいまでなら沈下を飛ばさない限りなんとかなると思っていました。ところが、
35秒か40秒のとき、翼端を取ってから振りかぶった際に、ばきっといって、
翼端がペグの根元で折れてしまいました。翼端の持ち方に問題があったようです。
翼の上面側に完全にクラックが入ってしまい、ペグがへなへなな状態になってい
ましたが、下面側がまだなんとか繋がっているらしく、とりあえず引っ張っても
すぐに切れそうにはなかったので、そのまま直さず飛ばすことにしました。で
すがこれで動揺したせいかフライトに集中できず、次のランチがその秒数を十
分にクリアできる高さだったにもかかわらず、変なフライトをして、1,2秒足
らずで失敗。もっと高くしなくてはと思っても、ランチでは翼端が切れるのが心
配で力が入らないし、そして飛ばしている辺りがだんだん条件が悪くなってきて
沈下が多くなり、さらには自分がまだ45秒辺りをやっている横で小太刀さんの
ジャッジが、「次55秒」とか言うのが聞こえ余計焦り、そんなでその後も1秒
不足のフライトを2回ほどやってしまい、結局飛ばせたのは50秒まで。目標6
5秒で悪くとも60秒と思っていたので、予定を大幅に下回る結果となってしま
いました。
このタスクのカウントは、飛ばせたフライト全ての秒数の合計となるので、他の
人のフライトに自分の目標としていた65秒があると、自分との点差は、55+
60+65=180秒さらにそれは千分率では非常に大きな差になってしまい、
続くタスクでの追い上げが困難になってきます。タスク終了後結果を見ると、流
郷会長と小太刀さんがたしか60秒で65秒の方はいなかったようなので、思っ
たより多少は差は少ないですが、それでも厳しいです。正直これで今日は終わっ
たなという気持ちでした。
タスクから話がちょっと外れますが、各タスク毎に千分率で計算してその合計ポ
イントで他のグループと合わせてソートして、上位から数えて決勝進出者を決め
るというこのルールでは、同じグループ内に一人抜きんでて高い点数を取る人が
居ると、そのグループの他の選手の得点が相対的に低くなり、結果、決勝進出し
にくくなるという風になります。一方で、グループ内での得点差が少ないとその
グループからは多く上位に入れます。素点ベースではより高い点を出しているの
に、千分率で並べると下がってしまうという現象が起きているのも、そういうと
ころにあると思われます。
また異なるグループのNo1を同等に扱うという点でも必ずしも公平とは言えま
せん。
では、どうしたら公平かと聞かれても私には答えが出せませんが、こういう競技
での得点計算は難しいものだと思いました。
結果的にフライオフ出場できたかどうか、特に千分率の点数で100点以内位の
レベルでは、グループ分けの運不運が大きく作用していると思われます。
第2タスク:タスクB (最終フライトの時間)
作業時間中は何回飛ばしても良いのですが、とにかく一番最後に飛ばしたフライ
トのみがカウントされます。またMAX5分となっており、つまり5分以上飛ば
してもそれは5分のフライトと見なされます。要するに5分がこのタスクの満点
です。このタスクのかけひきは、どのフライトを持って最後とするかの見極めで
す。あまり短ければ迷わず再フライトですが、適当に長いと、次回のフライトが、
今のフライトを越えないと得点が下がってしまいます。だから、次のフライトを
すると思ったら、先ほどを越える時間の滞空できるつもりでやらないといけませ
ん。また他の人と比べて自分のそのフライトで満足していいのかどうか、という
点でも考える必要があり、つまり、周りを見渡して、自分よりも長い滞空をして
いる人が他にいると思われれば、このままだとそのタスクでの自分の得点が低く
なってしまいますので、なんとか頑張ってもっと長いフライトをする必要があり
ます。さらに、何回でも飛ばせますから、ダメだと思ったら、粘らずさっさと降
ろして、次に良いフライトを期待した方が、作業時間を無駄に使わずに済みます。
このあたりの見極めが難しいところです。
条件が良ければ、はじめから5分をねらって飛んでしまえば良いわけで、その日
の基本的な条件と、直前のグループのフライト及び準備時間のフライトを参考と
するわけです。
自分のフライトは、最初のランチでは目立ったサーマルもなく、ただ大体静穏に
降りてきただけで1分弱でした。周りを見渡しても、みんな機体を手にしてお互
いを見渡していて、要するに最初のランチの結果では全体的にあまりよい条件で
はないようです。
この時は、自分は他の人たちからやや風下に位置していました。投げようか様子
をみようか、どうしようかと思いましたが、他の人が飛ばすのを待っていられる
ほど気の長い性格ではないので、とりあえずすぐに飛ばしてしまうことにして、
で、どこに飛ばすかですが、空気を見ると、大体平均して吹いていた穏やかな向
かい風が今は吹いていない、ひょっとしてプラスは風上にあるのでは、というこ
とで、機体を持って少し風上に移動してからランチして、ランチ後もさらに風上
に伸ばして探ってみました。すると弱いながらもなんとなく浮く感じがします。
でもこのまま上がらないでは5分飛ばせるか分かりません。
ところが、風上に伸ばした機体を歩いて追っているうちに空気が暖かくなる感じ
がしました。これからここのサーマルが良くなるのではと思い、もし今の弱い浮
きが出来始めのサーマルであれば、なんとか粘っていれば、だんだん上がるよう
になって、その上がりでそのまま5分飛べるのではと思いました。得てして実際
その通りになって、だんだん上がり初めて、そして上がるに連れて上昇率も良く
なり、サーマルもしっかりして、安定してきました。移動して結果うまくいった
ケースでした。そのサーマルは100m以上の高さまで上げてくれて、結果的に
難なく5分MAX飛ばすことができました。このタスクは非常に上手く行きまし
た。
第3タスク:タスクQ(合計時間 MAX2分)
投げたフライトの合計時間ですが、作業時間中最大で8回しか投げられず、また
1回のフライトのMAXは2分です。
理想的には2分を4フライトと2分弱のフライトを1回で合計5フライトで終わ
らせるのが効率が良いですが、2分飛ばすことができない場合には、最大8回の
フライトで作業時間飛ばし続けることが大切です。
実は自分がどのように飛ばしたのかあまり覚えていないのですが、8回フライト
でとにかく作業時間めいっぱい浮いていたと思います。たしか2分MAXのフラ
イトが1回くらいで、あとは1分弱から1分半くらいだったと思います。地上に
いる時間をできるだけ少なくした方がロスが少ないので、できれば翼端キャッチ
&ランチですが、サーマルの状況的があまり良くなかったので、フルランチでき
ずに少ない秒数で降りてくるよりは、フルランチしてできるだけ長く飛ばした方
が良いと思い、足下に降ろして一息ついてフルランチというようにしました。ま
た足下に降ろそうとして旋回させることにより失高して早く降りるより、少しで
も長く飛ばそうと思い、旋回させずに伸ばし、自分が走って追いかけるようにし
ました。結果、走りまくっていて、ジャッジの方には大変だったと思います。動
き回ったのですが、行く先が思ったほど良い条件ではないことが多く、作業時間
中なんとか飛び続けたものの、うまくサーマルを当てたという感じがあまりせず、
一方で、自分が飛ばしているところ以外で良く上がっていると思われる機体を何
度か見かけて、そして次にその方に行くと、全然ダメだったような気がするので、
結果的には移動してうまくいかなかったケースかなと思っています。
第4タスク:タスクJ(6回のうち3回)
作業時間中には6回投げられ、そのうち長いフライト3回分の合計がポイントと
なります。1回のフライトのMAXは3分ですので、理想的には、3分を3回飛
ばせばよいですが、まずそれができるかが第一のキーです。ランチしてしばらく
飛ばしてダメだと思ったら、さっさと降ろしてしまった方が良いですが、かといっ
て6回しか投げられませんので、降ろすか、それとも粘ってそのフライトがポイ
ントになるのか期待するかの判断も重要になってきます。
私は6回全部投げて、そのうち数十秒でダメが3回、1分20秒くらいが1回、
ほぼ3分が1回、最後のフライトで、作業時間に押されて2分半ちょっとが1回
だったと思います。それぞれのフライトで、移動してランチしたり、その場所で
ランチしたりと試したと思いますが、どのフライトで移動して、はたして移動し
て良かったかどうかが記憶に残っていないので、良かったのか悪かったのか分か
らなかった(実は思い出せないだけですが)ケースです。
そんなこんなで、予選が終了。とにかくはじめのタスクで大失敗してしまい、続
く第2タスクで5分MAX飛ばせたものの、その後の2タスクでは特に良いとい
う感じがしていなかったので、今日はここで終了だろうと思っていました。
予選の集計結果が出るまでの休み時間には、これで上里ではしばらく飛ばし納め
と思って一生懸命飛ばして、その横では朝妻さんも自分のフライオフは無いと言っ
て、ラディナをぶんぶん飛ばして、背面キャッチの練習なんてやっていたりして、
二人してすっかり気を抜いていたら、なんと、朝妻さんも私もフライオフに呼ば
れてしまいました。
前回昭和記念公園初参加のフライオフ出場につづいて、今回もフライオフで、な
んとまあ、こんなに運を使ってしまって、この先何も残っていないだろうという
感じです。
フライオフ:タスクM(最長5フライト/MAX2分)
何回飛ばしても良く、フライトタイムの長い順に5フライトがポイントとなりま
す。1フライトのMAXが2分なので、2分近いフライトを5回飛ばせばよいと
いう点では、予選第3タスクに似ていますが、フライト回数制限がないので、と
にかくダメだと思ったらさっさと降ろして、良いところを探してランチし直すと
いうことだと思います。
実はこのタスクが自分にとって最悪のタスクになってしまいました。
まず始めに、タスク開始直前に、「いいか、誰が会長なのかよく思い出せよ」
と流郷さんに言われて、萎縮したとです(笑)。それは冗談として、
はじめにも書きましたが、午後になって風が強まり、でも時折息つくときもあっ
て、たしかこのときは、作業時間前の1分間の練習時間の時点では少し風が弱く、
しかも練習で投げて比較的すぐにサーマルにあたり、容易に上がれました。この
時にこれはいけると油断してしまったのが第一の失敗だったと思います。
作業時間が始まると同時にとたんに風が強まり、まずランチ設定のエレベーター
トリムが合わず、投げると真上から後に流されてしまう状態になってしまいまし
た。リリース直後からエレベーターを少し押して煽られないようにしますが、も
ともとランチモードではエレベーターダウンの動作量を最大にしてまたエクスポ
を0にして効きをシビアにしているので、細かい操作ができませんランチ後すぐ
に機体を見上げるようになってしまい、また向かい風が強いので、前に出すにも
苦労してその状態がつづき、機体が上がっているのか下がっているのか分からな
いまま、実はだんだん下がってしまうということになってしまいました。
また、それ以前のタスクでは、旋回して上がるという条件が多かったため、風が
強くなって、本来ブラスターにとって得意のはずの、旋回しないままプラスを繋
いで、上がったりもしくは高度を落とさず時間を稼ぐというのができないまま、
1分前後のフライトを繰り返してしまい、良い結果を出すことができませんでし
た。
ランチ設定の失敗であわてたため、いまいちランチの高度が取れない。そして風
のためか低い高度ではサーマルがまとまらず、プラスと思って回っても、残りの
180度で沈下、さらには風にながされて余計悪い状態になる、というのの繰り
返しだったと思います。なんとか粘っても上がることなくどんどん風下に流され
ていってしまうというようになり、ある時、機体も自分もフィールドの一番風下
にいるという状態になってしまいました。ふと横をみると、もう一人風下まで来
ている人が居て、朝妻さんでした。顔を見合わせて苦笑い。実は朝妻さんはふく
らはぎがつってしまって、しかもその足で走って風下まで取りに来て、わたしよ
りもっと苦しい状況だったようです。
めいっぱい風下に来てしまってからは、風上に行くしかないので、その次のフラ
イトは、真っ直ぐ風上に伸ばしましたが、実はその真っ直ぐ飛ばしたフライトが
一番時間が長いフライトでした。この時点で、実はプラスがあったらその中で旋
回しないで風上に向いて真っ直ぐ飛ぶのが正解ということにしっかりと気がつく
べきだったのです。
ですが、その次のフライトではランチ後またプラスに入ると、なんだか回ってもっ
と高度が取れそうに思えて回ってしまい、また後半で沈下、そしてそのままダラ
ダラと下がってきてしまうということの繰り返しになってしまいました。
後からどなたかから話を聞くと、トップだった小松さんは、ランチで高く上げて、
あとはプラスに入ったらあまり旋回せずにそのまま上がったり維持したりのウエー
ブ的な飛びを中心にしたフライトで時間を稼いだそうです。本来そういう条件で
有利なはずの、ブラスターの性能を生かせなかったのはパイロットの判断ミスで
した。
結果的にフライオフのタスクでは、練習で油断してしまった、ランチの設定が合っ
ていなかった、死ぬ気でランチしなかった、リフトの性格に合わせたソアリング
ができなかった(リフトの性格の判断ができなかった)という、反省すべき点が
一番多いフライトとなってしまいました。
というわけで、今回の大会は終了しました。
集計結果のエクセルを見てみると、同じグループでかつ予選1位だった流郷会長
との得点差は、素点ベースで150点くらいでした。そのうちの第一タスクでの
差が、55+60=115点ですから、つまりそれ以外のタスクでの合計の差は
35点くらいで、その他のタスクではそれほど大きな差がなかったといえます。
第1タスクで翼端が折れたのを不運と思えれば、それ以降をこれだけの差でいけ
たと言うことは、それだけ腕の差が縮まった、いえ、機体の性能が良かった、い
え、今回もそれだけラッキーだったと言うことだと思います。
今後の課題としては、
○ランチ高度を上げる:ランチテクニック、ランチで上がる機体のセッティング
/機体作り、激しいランチに耐える丈夫な機体
○ソアリングテクニック:リフトを探す能力、リフトの性格を見極める能力、宮
川氏の言われる、サーマルをよじ登るような旋回?
○F3Kルールに対して:あわてがちにならないように、またそのタスクにとっ
てベストな判断ができるように、そのタスク実践型の練習を多く行って、慣れ、
また飛ばし方判断の仕方について研究をするのが良いと思われる
○基本的な体力作り:足をつっている場合ではないですぞよ。
○あとなんでしょう?
普段もそうですが特に大会直前にハンドランチの練習に広く多く飛行場を使用さ
せて頂きまして、ありがとうございます。
日曜日に体力的にも精神的にもエネルギーを使い果たして、月曜はその疲れが取
れぬまま、夕方までデスクに茫然としがみついているのがやっとという状態であ
りました。夜になってから、なんとかこの文章を書き始めたのですが、うまく短
くまとめた文章を書く能力がないためだらだらと書き続けてしまい、文章が長い
故に深夜に及び、さらに疲れてしまいました。
メールの横のスライダーを見れば、どのくらいの量の文章かお分かりいただける
かと思いますが、もし興味とお時間がございましたら、最後までお読みいただけ
れば幸いでございます。
さて、大会1週間前の週間予報では、日曜日は曇り・降水確率40%で、これだ
とサーマルが弱く渋い戦いになりそうで、そういう条件には弱い、重いブラスター
で参加の私としてはこれはちょっと弱ったと思っていました。ですが、競技日が
近づくにつれ予報が良くなり、そして実際にはなかなかの良いサーマル日和となっ
たと思います。
上里の飛行場は広く全面一様な草地で、場内に(またおそらくその周りにも)明
確なサーマルトリガーがなく、そのためか、ほぼ周期的なプラスと沈下の繰り返
しが、午前中だいたい一定して吹いていた2~3mの東風に流されて移動してい
くという状態だったと思います。
このため午前中の3タスクについては、与えられた作業時間がその周期どのタイ
ミングかによって、たとえば作業時間前半は良かったのに後半になって悪かっ
たりとか、またフィールドの風上と風下で条件が違ったりとか、そういうことで、
時にハッピーだったり、時に「うわ~沈下だ~」となったりしていたと思います。
お昼頃一時的にシーラスがかかって、その間は気温が上がらず多少サーマルが弱
まったようでした。その後シーラスが過ぎて日射が戻り気温が上がったものの、
今度は午後からは東風が少しずつ強まり、特に低いところでサーマルがまとまり
にくくなり、やや飛ばし辛くなりました。第4タスクの時点では、あるグループ
の時には非常に風が強く、また別のグループの時には比較的穏やかだったりと、
ばらつきのある状態になり、それ以降そのような状態の繰り返しが、最後まで続
いていたと思います。
あえて言えば南側の森が地形的にある程度影響を及ぼしていたときもあったのか
もしれませんが、風向的に明確にそうだと分かるものは私にはありませんでした。
成績で上位のメンバーをみて私が思ったことは、まずランチの高い方が多いと言
うことです。フライオフで優勝した小松さんもそうですが、2位の小川さんは特
にランチが高かったのが印象的でした。高い獲得高度により、サーマルを探す範
囲が広がり、また午後には、風が吹いてサーマルがまとまりにくくなっている低
い高度を通り超えて、比較的しっかりしたサーマルのある高度にまで達してそれ
により単純にランチ高度の比率以上に滞空時間を稼くことができていたようです。
やはり高いことは大きなメリットです。
それから上位の方は、もちろんサーマリングも上手なのだと思うのですが、日曜
の競技方式では同じタイミングのランチにならないことが多いのと、フィールド
が広く、みんながばらけて飛ばしていることもあり、同じサーマルで同じくらい
の高さで飛んでいるということが少なく、そのため私にはサーマリング・テクニッ
クの比較がしづらかったです。時々、一定バンク旋回ではなく、ひらひらと舞い
ながら回っている機体も見ましたが、自分のグループ以外の時に横から見ていて
も、それがサーマルの中のプラスの強弱に応じて積極的に乗せていこうとしてやっ
ているのか、ただ煽られているのを本人的に一生懸命直しているのか、私には分
かりませんでした(うまく強弱に乗せているのであれば舞うたびに顕著に上がっ
ていくのだろうと考えるとあまりそうでもなかったので、私がみたのはたまたま
みんな煽られている人だったのかもしれません)。
自分の場合には、サーマル旋回での1旋転の中で、バンクやピッチを変える飛び
方をすると、それが自分でやっているのか、煽られているのかが、まだ分からな
くなってしまうので、今はまだ努めて一定バンク一定ピッチになるように飛ばし
いましたが、「F3B大好き」でのコメントを拝見すると、同じバンクでくるく
る回ってロスが多いという表現がありましたので、より早く上がるためには、そ
のように強弱に合わせて積極的に登っていく操作が必要なのかもしれません。た
だ、F3Kのルールでは距離タスクはありませんので、風が強くて流されてしま
うとき以外は、あまり無理して早く上がることよりも、そのサーマルから外れな
いで、とにかく長くプラスの中に漂っていることが重要なのかなとも思います。
なるべく「長い時間サーマルに居る」が、基本的に長い滞空時間に繋がると思う
のですが、と言うことにおいては、上記のようなサーマル条件の変化を見極めて、
広いフィールドの中で良いところを探して移動しながらランチしたりフライトす
ることが、より長い滞空時間には必要かと思いました。多摩川の場合は広さ的に、
どんどん移動して飛ばすような状況はあまりありませんが、上里のように広いと、
積極的に良い場所を探して移動するということが、それが上手くできれば良い結
果に結びつくと思えました。ただし移動する先々が悪い状況になっている可能性も
ありえて、ただ闇雲に移動するのではかえって一か八かのリスキーな行動となっ
てしまいます。風速風向の変化や気温の変化、他機の状態、その他可能な限りの
情報から実際のサーマル条件の変化を正しく見極めることができれば、広いエリ
アを上手く使って、より長い滞空時間を得られることが可能だと思います。昨日
私が見た限りでは、サーマリングしながら風に流されてしまってそれを追いかけ
る形で移動することは多く見られても、積極的に条件を求めて移動している方は
あまり見られなかったように思えます。だいたい同じ所に立ちその場所から飛ば
せる範囲でサーマルをサーチして飛ばしているという感じでした。
そういう私は実は2タスク目から積極的に移動することにトライしたのですが、
実際には条件を正しく見極められているわけでなく、つまりは一か八かのリスキー
な行動となり、結果的にその通り、良かった場合、悪かった場合、そして良かっ
たのか悪かったのか分からなかった場合の、3通りとなりました(ある意味、全
てにおいて、良かったのか悪かったのか分からなかったとも言えますが)。
それから、このF3Kで定義されているいくつかのタスクには、接地もしくはキャッ
チしてから次のランチまでの、つまり機体が地上にある時間をなるべく短くする
必要があるタスクがあります。この場合、理想的には翼端キャッチしてそのまま
ランチする(ただし安定して翼端キャッチからフルランチができる場合)か、で
きるだけ足下近くに降ろしてすぐに拾い上げランチするというようにする必要が
あります。もしくは、足下に降ろせないと思ったときには、機体を着陸させる場
所まで歩くなり走るなりして自分が移動して、とにかく結果的に足下に機体が降
りるようにする必要があります。
昨日見ていると、自分から離れた場所に降りてしまいそうなのに自分は動かず見
守ってしまい、接地してからあわてて走って取りに行くというケースを見かけま
したが、これはロスです。またペグのある側の翼端以外の機体部分をハンドキャッ
チするケースですが、機体を持ち変えてそしてプロポをランチモードに切り換え
る等のステップを考えると、足下に降ろしてしまいプロポを切り換えて翼端を拾っ
て投げる方が時間的に有利に感じました。
また、これもF3Kのタスクに特有ですが、タスクによっては、どのタイミング
で降ろすか、またどのタイミングで投げるか、を図る必要のある場合があります。
この点に関しては、個人的には、ランチしてソアリングする、という私の思うハ
ンドランチの本質的部分とは少し違う、F3Kのルール的に要求される、かけひ
き的にテクニカルな部分であり、もっと真っ直ぐに「ランチ&ソアリング」勝負
となる「3、2、1」の同時投げの方が勝負的に面白いと思いました。F3Kタ
スクだと、同時のランチ・タイミングがありませんから、作業時間開始直後以外
は、だいたいみんなバラバラのフライトとなって、それは、どちらかというと一
人で黙々と飛ばている感じです。そのタスクの結果は集計が終わるまではあまり
よく分かりませんし、だから競い合っている感じが少ないです。また飛ばしなが
ら他にサーマルが無いかと見渡して見えた、旋回している他の機体が、その場所
で上がろうとして回っているのか、降ろそうとして高度処理で旋回しているのか、
どちらなのかが一瞬では分からないため、参照することも難しいのです。本当は
見極められるようにならないといけないのでしょうが。
以下、各タスク毎に自分のフライトを振り返ってみます。
今回のタスクは、予選が4つ、そしてフライオフ(8名)でもう一つ別のタスク
でした。作業時間は全て10分間です。どのタスクでも、作業時間中に降ろせな
かった場合そのフライトはキャンセルされ、一つ前のフライトまでが、競技フラ
イトとしてカウントされます。
第1タスク:タスクG(5秒増時間)
このタスクは、作業時間中に、10秒以上、15秒以上、20秒以上、という
ように5秒ずつ増えるフライトを順番に行っていくというタスクです。要求され
た時間以上に飛ばせばそのフライトはカウントされるのですが、作業時間は決め
られていますので、必要以上に長く飛ぶと、無駄に時間を消費してしまいます。
一方、要求された時間以上に飛べないとそのフライトがカウントされず、また同
じ秒数のフライトを行わなければならないので、50秒あたりのフライトになっ
てくると、フルランチしてその空域に沈下帯がないか、できればプラスがあると
いった状態でないと、要求時間きっちり飛ばすのが難しくなってきます。また着
地(またはキャッチ)してからランチまでの時間もそのままロス時間ですので、
ここも最小限にする必要があります。
自分の場合朝一番のタスクで比較的静穏だった為もあって、30秒のフライトあ
たりまで、翼端キャッチ&ランチが全て上手く行きました。この方法だと、取っ
てから投げるまでが2,3秒で済むので、かなりロスタイムを少なくできます。
今の私には翼端キャッチでのランチはフルランチにできないのですが、40秒く
らいまでなら沈下を飛ばさない限りなんとかなると思っていました。ところが、
35秒か40秒のとき、翼端を取ってから振りかぶった際に、ばきっといって、
翼端がペグの根元で折れてしまいました。翼端の持ち方に問題があったようです。
翼の上面側に完全にクラックが入ってしまい、ペグがへなへなな状態になってい
ましたが、下面側がまだなんとか繋がっているらしく、とりあえず引っ張っても
すぐに切れそうにはなかったので、そのまま直さず飛ばすことにしました。で
すがこれで動揺したせいかフライトに集中できず、次のランチがその秒数を十
分にクリアできる高さだったにもかかわらず、変なフライトをして、1,2秒足
らずで失敗。もっと高くしなくてはと思っても、ランチでは翼端が切れるのが心
配で力が入らないし、そして飛ばしている辺りがだんだん条件が悪くなってきて
沈下が多くなり、さらには自分がまだ45秒辺りをやっている横で小太刀さんの
ジャッジが、「次55秒」とか言うのが聞こえ余計焦り、そんなでその後も1秒
不足のフライトを2回ほどやってしまい、結局飛ばせたのは50秒まで。目標6
5秒で悪くとも60秒と思っていたので、予定を大幅に下回る結果となってしま
いました。
このタスクのカウントは、飛ばせたフライト全ての秒数の合計となるので、他の
人のフライトに自分の目標としていた65秒があると、自分との点差は、55+
60+65=180秒さらにそれは千分率では非常に大きな差になってしまい、
続くタスクでの追い上げが困難になってきます。タスク終了後結果を見ると、流
郷会長と小太刀さんがたしか60秒で65秒の方はいなかったようなので、思っ
たより多少は差は少ないですが、それでも厳しいです。正直これで今日は終わっ
たなという気持ちでした。
タスクから話がちょっと外れますが、各タスク毎に千分率で計算してその合計ポ
イントで他のグループと合わせてソートして、上位から数えて決勝進出者を決め
るというこのルールでは、同じグループ内に一人抜きんでて高い点数を取る人が
居ると、そのグループの他の選手の得点が相対的に低くなり、結果、決勝進出し
にくくなるという風になります。一方で、グループ内での得点差が少ないとその
グループからは多く上位に入れます。素点ベースではより高い点を出しているの
に、千分率で並べると下がってしまうという現象が起きているのも、そういうと
ころにあると思われます。
また異なるグループのNo1を同等に扱うという点でも必ずしも公平とは言えま
せん。
では、どうしたら公平かと聞かれても私には答えが出せませんが、こういう競技
での得点計算は難しいものだと思いました。
結果的にフライオフ出場できたかどうか、特に千分率の点数で100点以内位の
レベルでは、グループ分けの運不運が大きく作用していると思われます。
第2タスク:タスクB (最終フライトの時間)
作業時間中は何回飛ばしても良いのですが、とにかく一番最後に飛ばしたフライ
トのみがカウントされます。またMAX5分となっており、つまり5分以上飛ば
してもそれは5分のフライトと見なされます。要するに5分がこのタスクの満点
です。このタスクのかけひきは、どのフライトを持って最後とするかの見極めで
す。あまり短ければ迷わず再フライトですが、適当に長いと、次回のフライトが、
今のフライトを越えないと得点が下がってしまいます。だから、次のフライトを
すると思ったら、先ほどを越える時間の滞空できるつもりでやらないといけませ
ん。また他の人と比べて自分のそのフライトで満足していいのかどうか、という
点でも考える必要があり、つまり、周りを見渡して、自分よりも長い滞空をして
いる人が他にいると思われれば、このままだとそのタスクでの自分の得点が低く
なってしまいますので、なんとか頑張ってもっと長いフライトをする必要があり
ます。さらに、何回でも飛ばせますから、ダメだと思ったら、粘らずさっさと降
ろして、次に良いフライトを期待した方が、作業時間を無駄に使わずに済みます。
このあたりの見極めが難しいところです。
条件が良ければ、はじめから5分をねらって飛んでしまえば良いわけで、その日
の基本的な条件と、直前のグループのフライト及び準備時間のフライトを参考と
するわけです。
自分のフライトは、最初のランチでは目立ったサーマルもなく、ただ大体静穏に
降りてきただけで1分弱でした。周りを見渡しても、みんな機体を手にしてお互
いを見渡していて、要するに最初のランチの結果では全体的にあまりよい条件で
はないようです。
この時は、自分は他の人たちからやや風下に位置していました。投げようか様子
をみようか、どうしようかと思いましたが、他の人が飛ばすのを待っていられる
ほど気の長い性格ではないので、とりあえずすぐに飛ばしてしまうことにして、
で、どこに飛ばすかですが、空気を見ると、大体平均して吹いていた穏やかな向
かい風が今は吹いていない、ひょっとしてプラスは風上にあるのでは、というこ
とで、機体を持って少し風上に移動してからランチして、ランチ後もさらに風上
に伸ばして探ってみました。すると弱いながらもなんとなく浮く感じがします。
でもこのまま上がらないでは5分飛ばせるか分かりません。
ところが、風上に伸ばした機体を歩いて追っているうちに空気が暖かくなる感じ
がしました。これからここのサーマルが良くなるのではと思い、もし今の弱い浮
きが出来始めのサーマルであれば、なんとか粘っていれば、だんだん上がるよう
になって、その上がりでそのまま5分飛べるのではと思いました。得てして実際
その通りになって、だんだん上がり初めて、そして上がるに連れて上昇率も良く
なり、サーマルもしっかりして、安定してきました。移動して結果うまくいった
ケースでした。そのサーマルは100m以上の高さまで上げてくれて、結果的に
難なく5分MAX飛ばすことができました。このタスクは非常に上手く行きまし
た。
第3タスク:タスクQ(合計時間 MAX2分)
投げたフライトの合計時間ですが、作業時間中最大で8回しか投げられず、また
1回のフライトのMAXは2分です。
理想的には2分を4フライトと2分弱のフライトを1回で合計5フライトで終わ
らせるのが効率が良いですが、2分飛ばすことができない場合には、最大8回の
フライトで作業時間飛ばし続けることが大切です。
実は自分がどのように飛ばしたのかあまり覚えていないのですが、8回フライト
でとにかく作業時間めいっぱい浮いていたと思います。たしか2分MAXのフラ
イトが1回くらいで、あとは1分弱から1分半くらいだったと思います。地上に
いる時間をできるだけ少なくした方がロスが少ないので、できれば翼端キャッチ
&ランチですが、サーマルの状況的があまり良くなかったので、フルランチでき
ずに少ない秒数で降りてくるよりは、フルランチしてできるだけ長く飛ばした方
が良いと思い、足下に降ろして一息ついてフルランチというようにしました。ま
た足下に降ろそうとして旋回させることにより失高して早く降りるより、少しで
も長く飛ばそうと思い、旋回させずに伸ばし、自分が走って追いかけるようにし
ました。結果、走りまくっていて、ジャッジの方には大変だったと思います。動
き回ったのですが、行く先が思ったほど良い条件ではないことが多く、作業時間
中なんとか飛び続けたものの、うまくサーマルを当てたという感じがあまりせず、
一方で、自分が飛ばしているところ以外で良く上がっていると思われる機体を何
度か見かけて、そして次にその方に行くと、全然ダメだったような気がするので、
結果的には移動してうまくいかなかったケースかなと思っています。
第4タスク:タスクJ(6回のうち3回)
作業時間中には6回投げられ、そのうち長いフライト3回分の合計がポイントと
なります。1回のフライトのMAXは3分ですので、理想的には、3分を3回飛
ばせばよいですが、まずそれができるかが第一のキーです。ランチしてしばらく
飛ばしてダメだと思ったら、さっさと降ろしてしまった方が良いですが、かといっ
て6回しか投げられませんので、降ろすか、それとも粘ってそのフライトがポイ
ントになるのか期待するかの判断も重要になってきます。
私は6回全部投げて、そのうち数十秒でダメが3回、1分20秒くらいが1回、
ほぼ3分が1回、最後のフライトで、作業時間に押されて2分半ちょっとが1回
だったと思います。それぞれのフライトで、移動してランチしたり、その場所で
ランチしたりと試したと思いますが、どのフライトで移動して、はたして移動し
て良かったかどうかが記憶に残っていないので、良かったのか悪かったのか分か
らなかった(実は思い出せないだけですが)ケースです。
そんなこんなで、予選が終了。とにかくはじめのタスクで大失敗してしまい、続
く第2タスクで5分MAX飛ばせたものの、その後の2タスクでは特に良いとい
う感じがしていなかったので、今日はここで終了だろうと思っていました。
予選の集計結果が出るまでの休み時間には、これで上里ではしばらく飛ばし納め
と思って一生懸命飛ばして、その横では朝妻さんも自分のフライオフは無いと言っ
て、ラディナをぶんぶん飛ばして、背面キャッチの練習なんてやっていたりして、
二人してすっかり気を抜いていたら、なんと、朝妻さんも私もフライオフに呼ば
れてしまいました。
前回昭和記念公園初参加のフライオフ出場につづいて、今回もフライオフで、な
んとまあ、こんなに運を使ってしまって、この先何も残っていないだろうという
感じです。
フライオフ:タスクM(最長5フライト/MAX2分)
何回飛ばしても良く、フライトタイムの長い順に5フライトがポイントとなりま
す。1フライトのMAXが2分なので、2分近いフライトを5回飛ばせばよいと
いう点では、予選第3タスクに似ていますが、フライト回数制限がないので、と
にかくダメだと思ったらさっさと降ろして、良いところを探してランチし直すと
いうことだと思います。
実はこのタスクが自分にとって最悪のタスクになってしまいました。
まず始めに、タスク開始直前に、「いいか、誰が会長なのかよく思い出せよ」
と流郷さんに言われて、萎縮したとです(笑)。それは冗談として、
はじめにも書きましたが、午後になって風が強まり、でも時折息つくときもあっ
て、たしかこのときは、作業時間前の1分間の練習時間の時点では少し風が弱く、
しかも練習で投げて比較的すぐにサーマルにあたり、容易に上がれました。この
時にこれはいけると油断してしまったのが第一の失敗だったと思います。
作業時間が始まると同時にとたんに風が強まり、まずランチ設定のエレベーター
トリムが合わず、投げると真上から後に流されてしまう状態になってしまいまし
た。リリース直後からエレベーターを少し押して煽られないようにしますが、も
ともとランチモードではエレベーターダウンの動作量を最大にしてまたエクスポ
を0にして効きをシビアにしているので、細かい操作ができませんランチ後すぐ
に機体を見上げるようになってしまい、また向かい風が強いので、前に出すにも
苦労してその状態がつづき、機体が上がっているのか下がっているのか分からな
いまま、実はだんだん下がってしまうということになってしまいました。
また、それ以前のタスクでは、旋回して上がるという条件が多かったため、風が
強くなって、本来ブラスターにとって得意のはずの、旋回しないままプラスを繋
いで、上がったりもしくは高度を落とさず時間を稼ぐというのができないまま、
1分前後のフライトを繰り返してしまい、良い結果を出すことができませんでし
た。
ランチ設定の失敗であわてたため、いまいちランチの高度が取れない。そして風
のためか低い高度ではサーマルがまとまらず、プラスと思って回っても、残りの
180度で沈下、さらには風にながされて余計悪い状態になる、というのの繰り
返しだったと思います。なんとか粘っても上がることなくどんどん風下に流され
ていってしまうというようになり、ある時、機体も自分もフィールドの一番風下
にいるという状態になってしまいました。ふと横をみると、もう一人風下まで来
ている人が居て、朝妻さんでした。顔を見合わせて苦笑い。実は朝妻さんはふく
らはぎがつってしまって、しかもその足で走って風下まで取りに来て、わたしよ
りもっと苦しい状況だったようです。
めいっぱい風下に来てしまってからは、風上に行くしかないので、その次のフラ
イトは、真っ直ぐ風上に伸ばしましたが、実はその真っ直ぐ飛ばしたフライトが
一番時間が長いフライトでした。この時点で、実はプラスがあったらその中で旋
回しないで風上に向いて真っ直ぐ飛ぶのが正解ということにしっかりと気がつく
べきだったのです。
ですが、その次のフライトではランチ後またプラスに入ると、なんだか回ってもっ
と高度が取れそうに思えて回ってしまい、また後半で沈下、そしてそのままダラ
ダラと下がってきてしまうということの繰り返しになってしまいました。
後からどなたかから話を聞くと、トップだった小松さんは、ランチで高く上げて、
あとはプラスに入ったらあまり旋回せずにそのまま上がったり維持したりのウエー
ブ的な飛びを中心にしたフライトで時間を稼いだそうです。本来そういう条件で
有利なはずの、ブラスターの性能を生かせなかったのはパイロットの判断ミスで
した。
結果的にフライオフのタスクでは、練習で油断してしまった、ランチの設定が合っ
ていなかった、死ぬ気でランチしなかった、リフトの性格に合わせたソアリング
ができなかった(リフトの性格の判断ができなかった)という、反省すべき点が
一番多いフライトとなってしまいました。
というわけで、今回の大会は終了しました。
集計結果のエクセルを見てみると、同じグループでかつ予選1位だった流郷会長
との得点差は、素点ベースで150点くらいでした。そのうちの第一タスクでの
差が、55+60=115点ですから、つまりそれ以外のタスクでの合計の差は
35点くらいで、その他のタスクではそれほど大きな差がなかったといえます。
第1タスクで翼端が折れたのを不運と思えれば、それ以降をこれだけの差でいけ
たと言うことは、それだけ腕の差が縮まった、いえ、機体の性能が良かった、い
え、今回もそれだけラッキーだったと言うことだと思います。
今後の課題としては、
○ランチ高度を上げる:ランチテクニック、ランチで上がる機体のセッティング
/機体作り、激しいランチに耐える丈夫な機体
○ソアリングテクニック:リフトを探す能力、リフトの性格を見極める能力、宮
川氏の言われる、サーマルをよじ登るような旋回?
○F3Kルールに対して:あわてがちにならないように、またそのタスクにとっ
てベストな判断ができるように、そのタスク実践型の練習を多く行って、慣れ、
また飛ばし方判断の仕方について研究をするのが良いと思われる
○基本的な体力作り:足をつっている場合ではないですぞよ。
○あとなんでしょう?

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